越境ECとはファイナンスビジネスである?

AsianPortal Fishingとは少し違う内容ですが、今回は外貨建の売上について書いてみたいと思います。

当社は越境ECビジネスを主の事業として行っていますので、当然ながらエンドユーザーは全て外国のお客様となっています。

当社は各国の通貨で決済できる様にクレジットカード決済PayPal決済、2つのゲートウェイを用意しています。

また、各国のユーザーは自国の通貨で購入できる様にECサイトは全て異なるドメインで設計を行っています。

 

US・・・アメリカ($)

UK・・・イギリス(GBP £)

SG・・・シンガポール(S$)

AU・・・オーストラリア(A$)

…等々

 

例えば、シンガポール人がシンガポール国内でECサイトを見た場合、ドメインが切替ります。

サイト内にシンガポールの国旗が表示され、通貨がS$に切り替わる仕組みです

(下の画像の赤文字になっている通貨単位をご覧下さい)

通常はUS$の表示になっていますが、

 

シンガポールからアクセスすると自動的にS$に通貨が変わります。

 

この様にローカライズされたECサイトを提供する事でユーザーは「この商品がいくらであるか?」を瞬時に判断する事ができます。

 

日本円やアメリカドルだけで商品価格を表示していると、「この商品はいくらなのか?」をユーザー自身が計算する必要があります。

外国の通貨の場合、頭の中やスマホを使って「日本円だったらいくらだっけ?」と計算された人は多いのではないでしょうか?

 

少し話しが外れましたが、この様に各国のユーザーが自国の通貨で決済できる事で売上の向上に繋がっている事は間違いのない事実です。

 

この事から当社の売上は現在、全て外国の通貨のみで構成されています。

こちらの画像は、ある日の当社の1日の売上です。

アメリカドル、オーストラリアドル、スイスフラン、イギリスポンド、シンガポールドル、全て外貨建で構成されています。

 

当社は日本国内に居ながら、外貨を稼いでいます。

外貨建のみで売上構成されていますので、為替レート、日本円の価値、いわゆる日本経済の影響を一切受ける事なくビジネスが構成されています。

この事実が信じられるでしょうか?

 

最近では、様々なメディアやコンサルタントを通じて、

日本国内は人口減少、少子高齢化による生産年齢人口の減少が進んでおり、このままでは国内市場は縮小の一途を辿る。

その為、海外に目を向ける必要がありインバウンドを積極的に取り込まなければならない、と言われています。私も同感です。

 

しかし、私の肌感覚では、その将来予測に基づいて具体的な行動を起こし、展開を進めている企業は本当に少数ではないかと感じています。

当社は福岡に本社を構えている事から地方の現状をある程度は分かります。特に地方都市に関しては海外に向けた具体的な計画、行動は進んでいないと感じています。

 

当社は日本国内に居ながらにして、ECサイトを通じて、海外のユーザーと直接繋がる事が実現できており、

日本経済の影響を受ける事なく、各国の通貨で売上を構成する事ができています。

 

外貨建には不便さもあります。外貨から日本円に通貨を変更する場合、安くない手数料が発生してしまいます。

当社では、このまま外貨が積み上がっていけばシンガポール、香港など金融環境が整っており、アクセスが容易な国での法人設立を本気で考えています。

 

正に越境ECはファイナンスの一つであると言えるのではないでしょうか?

 

この事実と詳細を知り、海外ビジネスに向けた具体的な行動を起こす事こそ、地方都市の企業が始める第一歩ではないでしょうか?

 

株式会社ASIAN PORTAL CEO 大谷 康平

日本の釣具メーカー300社、DAIWA,SHIMANOなど20万点の釣具を集結させた越境ECサイト「Asian Portal Fishing – Made in Japan Fishing Tackle」を開設しました。世界の釣り愛好家へ日本の釣具をお届けします。