なぜ海外マーケティングデータが重要なのか?

ASIAN PORTAL FISHINのサイト公開から2週間、海外マーケティングを開始して1週間が経過しました。

ありがたい事にオーダー、その他ホールセールの提案などを複数いただき、順調なスタートを切る事ができています。

今回は海外のマーケテイングデータについて掘り下げてみたいと思います。

 

一言で「海外」と言っても、そのマーケットはあまりにも巨大であり、日本の人口に対して世界には数十倍の人口がいる訳なので、

当てずっぽうで海外販売を行なっても成功できない事は容易に想像がつくと思います。

では、どこの国に対して何を販売すれば良いのか?になる訳ですが、

当たり前ですが、それは誰にも分かりません。

 

最初から成功できる国と商品が分かっていれば誰も苦労する事なく、全ての事業は成功します。

それが分からない、若しくは、それを判断する情報が少ない為、

販売相手国のマーケティングデータが非常に重要である事は言うまでもありません。

 

私達は自社で越境ECサイトを運用する事で、その重要性を改めて、強く認識しました。

 

例えば、A社のXというブランドのリールがあり、それをシンガポールで販売した場合、

・シンガポールでは同じ商品が販売されているのか?
・シンガポールで同じ商品を販売しているお店(セラー)は何店舗あるのか?
・Xブランドのリールは、最安値でいくらなのか?最高値でいくらなのか?平均価格はいくらなのか?
・Xブランドのリールは、どれぐらいの需要(興味)があるのか?
・「Xブランド」というキーワードはどれぐらい検索されているのか?

…etc

上げていけばキリがないので、これぐらいにしますが、

このような市場から解析したデータに対して、自社で販売するXブランドのリールは、

・市場の平均価格に対して高いのか?安いのか?
・値段が高い場合、何%高いのか?(安い場合も同様に)
・全セラーの中で、自社の設定価格は何番目なのか?
・そもそも商品に需要があるのか?(ここは検索数とキーワードの順位で判断できます)

等、自社の強みと課題を確認します。

 

検索数とキーワード順位から需要があると判断したら、次のポイントが販売価格です。

 

日本国内で販売する場合、価格競争力が重要である事は言うまでもありませんが、海外においても同様です。

平均価格が1万円の商品に対して2万円で販売しても誰も買ってくれません。

そもそも自社の商品ページすら見てくれないでしょう。

 

では平均価格と同額、若しくは、平均価格より3%安く設定したとしましょう。

これでも2万円で売っているセラーよりは売れると思いますが「圧倒的に売れる」にはなりません。

 

なぜなら、どの商品であっても一番安く販売しているセラーがいるからです。

 

実際の店舗だと立地など別の要素も加わるので一概には言えませんが、

インターネット販売の場合は、別のセラー価格を見る事は簡単です。

Googleショッピングでは全てのセラー価格を一覧で表示できるので、

どこのセラーが幾らで販売しているのか、簡単にランキング形式で表示できてしまいます。

 

したがって、最安値を知る事が重要です。

同じ商品を販売するセラーが10店舗あり、その中で自社の販売価格が安い順から3番目だとしましょう。

つまり、平均価格よりは安く販売できている訳ですが、3番目では価格競争力が発揮できないと言えます。

1番目=最安値のセラーにならないといけません。

1番安い価格を提示する事で、飛躍的に販売数は向上できると思います。

 

問題は1番安い価格の設定が可能かどうかです。

仕入れ原価を割って1番になっても意味がありません。

それでは何の為に海外市場に投資したのか?目的と意義が無くなり本末転倒になります。

 

しかし私の経験上、

「最安値は原価を割らないと実現できないのか?」と問われると答えは「No」です。

日本メーカーの商品を海外で販売する場合、物流コストや中間マージン等が加算される為、日本の市場価格よりも高くなります。

もちろん例外もありますが、最安値の設定は決して無理しないと出来ない(原価を割らないと実現不可能)という事は無いと思います。

 

マーケティングデータにより、

検索数は多く、常にキーワード検索で上位にランクされている事が分かり、

その販売価格は、その国のセラーの中で最安値という事であれば、高い確率で勝てる事は想像できると思います。

 

または、

検索数は多いが、インターネット上のセラーは1社しか存在しない(この商品を売っているのは自分だけ)という場合でも

高い勝率になると予測できます。日本メーカーの商品は、この要素が大きいと言えます。

欲しい人、興味がある人は多いのにインターネット上にセラーがいない、という事が分かれば自分自身がセラーになればいいのです。

 

私達は、自社で越境ECサイトを運用する事でマーケティングデータの入手と解析が実現しました。

 

どの商品が需要があり、その市場価格はいくらであるか分かり、その国の最も安い価格を知り、

最安値を下回る為には、システムの自動化によってコストを最適化する事で、価格競争力が高まる事を知りました。

 

これからは、このデータを海外市場へ打って出る日本の釣具メーカー様、問屋様、小売店様と共有し、

業界としての拡大に役立っていければと思います。

株式会社ASIAN PORTAL CEO 大谷 康平

日本の釣具メーカー300社、DAIWA,SHIMANOなど20万点の釣具を集結させた越境ECサイト「Asian Portal Fishing – Made in Japan Fishing Tackle」を開設しました。世界の釣り愛好家へ日本の釣具をお届けします。