海外ユーザーのまとめ買い需要

海外へネット通販を開始する時に気になる点の一つが送料だと思います。

日本国内ではサービスの向上や企業努力によって「送料無料」「○○円以上は送料無料」等が一般的ですが、
海外に商品を送る際、日本国内の物流と比較すると、やはり高いです。

日本から海外へ発送する際に一般的な方法が日本郵政のEMSですが、日本から一番近いアジア圏で最も軽い物(500g以下)でも1400円となっています。
オセアニア、北米では2000円、ヨーロッパになると2200円となります。

EMS以外にも国際eパケットやDHL等の配送方法もありますが、今回はEMSを基準に書いていきたいと思います。

(海外配送の場合は商品の重量によって価格が異なります)https://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/ems_all.html

 

15gのルアー1500円をアジア圏にお住まいのユーザーが購入する場合、

 

・商品代金:1500円
・配送料:1400円

合計2900円となる訳です。

 

総額に占める送料の割合が48%となりますので、ちょっと考える値段ですね。

リールやロッド等、1商品あたりの単価が高い場合は総額に占める送料の割合が低くなる為、そこまで気にしませんが、

ルアーや針、ライン等の消耗品については、そうした背景から「まとめ買い」するケースが多く見られます。

 

先日、あるスペインのユーザーの方からルアーのまとめ買いで購入頂きました。

最初の注文は4個だったのですが、その日のうちに3個の追加注文が入り、その夜に1個、次の日の朝に1個と増えていき、
最終的に9個のルアーを一度に購入頂きました。大変ありがたいです!

最初の4個の注文で終わっていた場合は、総額に占める送料割合は23%でしたが、1回で9個を購入頂いた事で12%まで下がりました。

 

また、海外の方の欲しいと思った時のアグレッシブな行動にも驚きがありました。

4個の注文の後は「ルアーの追加ができますか?」と次々にダイレクトにメールが届き、

通常のチェックアウトではなく、メールによる直接注文となりました。

 

可能な範囲でスペインのネットショップを調べてみると日本メーカーのルアーを置いてあるショップは非常に少なく、

売っていないからこそ、そして、送料の割合を下げる為に、まとめて買って頂けたのではと推測されます。

 

単価の低い商品は「金額よりも送料の方が高いから購入されないのでは?」と不安を持たれている方も多いと思いますが、

実際は、「まとめ買い」による顧客単価の向上も期待できると言えるのではないでしょうか。

 

私は「単価の高い物だけを出品してみようかな」といった相談はよく受けますが、

単価が低くても多くの商品点数を取り扱っている方々は、全てを出品する事をお勧めしたいと思います。

株式会社ASIAN PORTAL CEO 大谷 康平

日本の釣具メーカー300社、DAIWA,SHIMANOなど20万点の釣具を集結させた越境ECサイト「Asian Portal Fishing – Made in Japan Fishing Tackle」を開設しました。世界の釣り愛好家へ日本の釣具をお届けします。