日本の伝統工芸品が紡ぐ歴史と未来
伝統工芸品の越境ECは、「見えないコスト」との戦いです
伝統工芸品事業者の夢を阻む「5つの壁」と「見えないコスト」
海外販売への挑戦は、作品を創る時間だけでなく、あなたの情熱まで削ってしまう「見えないコスト」との戦いでもあります。もし、すべて自力で挑戦したら…?
課題 | 想定される作業とリスク |
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① 言葉の壁 | 英語での商品説明、素材、製法、作家の想い、手入れ方法の作成。機械翻訳では伝わらない繊細な美意識や文化背景。海外顧客からの時差のある問い合わせやクレーム対応。特に作品の真贋や価値に関する正確な情報提供が求められます。 |
② 配送の壁 | 配送方法の選定、高額な送料、インボイス等輸出書類の作成、厳重な梱包。破損、紛失、盗難のリスクはすべて自己責任。特に陶器や漆器、ガラス製品など、デリケートな作品は輸送中のダメージを避けるための丁寧な梱包が必須です。 |
③ 関税・法律の壁 | 国ごとに違う関税・VATの計算、HSコードの特定。知らなかったでは済まされない輸出入規制。特定の素材(象牙、動物由来の革、木材など)の規制、知的財産権、模倣品対策、原産地表示義務など、伝統工芸品に特有の厳格な規制への対応が必須です。 |
④ 決済の壁 | クレジットカード以外の多様な支払い方法への対応。海外では主流のローカル決済や、高額な作品の購入に対応するシステムを導入できないと、販売機会を失うことも。多言語対応の決済システム構築が求められます。 |
⑤ 集客の壁 | そもそも、どうすれば海外の人に自分のショップを知ってもらえるのか。効果の出ないSNS更新やSEO対策への焦り。世界中の工芸品やアート作品の中から、あなたのこだわりの作品を見つけてもらうための戦略が必要です。 |
結果… | 月100時間以上が創作以外に奪われ、「好き」で始めたはずが、いつしか燃え尽き症候群に…。せっかくの素晴らしい伝統工芸品も、海外に届ける手間によってその価値が失われてしまうかもしれません。 |
伝統工芸品海外販売お役立ち情報
専門家が教える、あなたの作品を世界に届けるためのヒント
ここでは、私たちが8年間の越境EC運営で培ったノウハウの中から、伝統工芸品事業者様が海外販売で特に注意すべきポイントを少しだけご紹介します。
梱包のヒント:「作品の保護」と「歴史の伝達」を両立
伝統工芸品を送る際は、商品の種類に応じた適切な梱包が不可欠です。陶器やガラス製品は、一つひとつを丁寧に緩衝材で包み、専用の桐箱や木箱に入れることで、輸送中の衝撃から守り、作品の価値を保ちます。漆器や木工品は、温度や湿度変化に注意し、防湿対策を施しましょう。また、お客様の開封体験(Unboxing Experience)を向上させるために、作品の歴史や製法、作家の想いを記した多言語のパンフレットを添えることで、単なる商品以上の「文化的価値」を提供し、リピートに繋がります。
税関申告のポイント:「正直」と「具体性」が鍵
税関告知書の内容品(Description)は、できるだけ具体的に書きましょう。例えば「Craft」ではなく「Handmade Arita-yaki Ceramic Vase, with traditional pattern」や、「Accessory」ではなく「Japanese Kyo-yuzen Silk Scarf」のように、品名、種類、素材、製法、産地などを明確に記載することで、通関がスムーズになります。内容品の価格は、送料を除いた「お客様が実際に支払った商品価格」を正直に記載するのが鉄則です。過小評価して記載すると、ペナルティの対象となる可能性があります。
素材に関する注意点:国によって異なる輸入規制
国によっては、特定の素材の伝統工芸品の輸入が厳しく制限されています。例えば、ワシントン条約で保護されている動植物(象牙、べっ甲、サンゴ、特定の木材など)由来の素材を使用した作品は、輸出入に許可が必要です。また、特定の染料や塗料の使用が規制されている場合や、原産地表示に関する義務が厳格な国もあります。販売する伝統工芸品の素材について、事前に販売先の国の規制を徹底的に調べておくことが、トラブルを避けるために極めて重要です。
知的財産権のリスク:そのデザイン、大丈夫?
伝統工芸品の紋様、デザイン、ネーミング、ブランドロゴが、海外の既存作品の著作権や商標権、意匠権を侵害する可能性があります。国内では問題にならなかったとしても、海外ではより厳しくチェックされ、商品の差し止めや賠償問題に発展するケースも少なくありません。特に、特定の地域名や伝統的な名称を使用する場合は、その使用に制限がある場合もあります。あなたの作品のオリジナルデザインと技術こそが、世界で最も価値のある資産です。
私たちの強み:なぜ、私たちなら「すべて」を任せられるのか
私たちが、あなたの最高のパートナーになれる理由
8年・132ヶ国の実績が語る「本物の実践力」
私たちは単なるサイト制作者ではありません。自社で8年間、132ヶ国に商品を販売・出荷してきた本物の実践者です。その経験で培ったノウハウで、予期せぬトラブルにも動じない、盤石な越境EC体制を構築します。特に、伝統工芸品の国際配送で発生しうる破損、紛失、通関トラブルといった高リスクな問題にも、迅速かつ的確に対応します。
面倒な業務は「すべて丸投げOK」のワンストップ体制
ECサイトの設計・構築から、集客、受注、配送、会計まで、海外販売に関わるすべての業務をワンストップで代行・構築可能です。あなたは作品の創作活動に100%専念できます。海外のお客様からの問い合わせや、作品の手入れ方法、真贋に関する質問、返品対応などにも、私たちが専門知識を持って丁寧に対応します。
あなたは「国内の指定倉庫に送るだけ」の究極の効率化
受注後の面倒な作業は一切不要です。注文が入った商品を、私たちの国内指定倉庫(関東地域)にお送りいただくだけ。その後の検品、輸出書類作成、厳重梱包、国際発送、追跡管理、そして必要に応じて高額商品向けの保険手配まで、すべて私たちが責任を持って行います。特に、特定の素材に関する規制対応や、原産地表示に関する詳細な情報確認など、細やかな配慮が必要な作業も安心してお任せください。
サービス内容
私たちが提供する、包括的なサポート内容
- 越境ECサイトの新規構築・拡張
- 英文商品データ(作品の歴史、製法、作家の想いなど)の作成・登録 (HSコード含む)
- 関税の事前収納・ローカル決済導入
- 海外向けウェブマーケティング(伝統工芸・アート愛好家向けコミュニティへの広告掲載など)
- 英語によるカスタマー対応(作品の真贋に関する問い合わせ含む)
- 国際物流代行 (輸出書類作成含む)
- 外貨売上の税務処理サポート
- 海外ECモール運営代行
- 越境ECサイト運営代行
- パフォーマンス分析と改善提案
- 各国の法規制調査・申請サポート
ケーススタディ
欧米の富裕層に日本の伝統工芸品を届け、月商200万円を達成した老舗漆器店 S様
導入前の課題
長年培ってきた輪島塗の技術を活かした作品を、海外の富裕層にも届けたいという強い思いがありました。しかし、高価でデリケートな商品を海外に安全に輸送する方法や、各国で異なる輸入規制、そして現地でのブランド構築に大きな壁を感じていました。また、海外からの高額商品に関する問い合わせや、手入れ方法に関するサポート体制の構築にも不安がありました。
導入後の成果
欧米の富裕層をターゲットとした高級感あふれる越境ECサイトを構築してもらいました。高額商品に特化したセキュリティの高い国際輸送ルートと高額保険の手配、そして各国の規制に準拠した商品情報の提供を徹底。ウェブサイトでは、輪島塗の歴史や職人技を伝える物語を充実させ、ブランドの信頼度を確立しました。結果として、月商は200万円を達成。複雑な国際物流や規制対応から解放され、唯一無二の作品製作に集中できるようになったことが、事業成長の大きな原動力になっています。
越境ECプラン
Plan
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01海外販売へのご相談
越境ECの運用には、多くの検討ポイントがあります。経験豊富なスタッフが、貴社の商品に最適な越境ECのはじめ方をご提案します。まずはお気軽に、現状のお悩みやご希望をお聞かせください。
無料ご相談- 越境ECサイトの構築
- 国別の関税、VAT、税⾦の収納代⾏
- 個別IDが必要な国への通関、輸出
- 輸出⼊書類の作成、税関への申告
- 多通貨決済の導⼊
- 海外へのウェブマーケティング
- ローカル決済の導⼊
- クーリエ(国際物流会社)への応対
- 英語の商品データの作成
- 英語によるカスタマー対応
- 国際物流
- 外貨建て売上の計上、税務処理、消費税還付
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02越境ECフルサポートプラン
越境ECフルサポートプランは、海外への販売に必要なすべての工程をまるごとお任せいただけます。ECサイトの構築、多言語対応、海外向けマーケティング、物流・決済の整備、現地カスタマー対応、さらには税制や還付対応まで、ワンストップでサポートします。
「何から始めていいか分からない」「社内に運用リソースがない」「すでに越境ECを始めているが成果が出ない」——そんな課題を抱える企業様に、成果につながる最適な運用体制をご提供します。 -
03越境ECサイトの構築やマーケティング、
物流などのスポットでの業務支援も可能-
アクセス国に応じた多言語翻訳・多通貨決済に対応し、関税・VAT計算や現地法令に準拠した利用規約・各種ポリシーも整備。
また、海外顧客向けの自己紹介コンテンツや、為替レートに応じた価格表示、国際物流連携も含め、スムーズな購入体験を提供します。 -
私たちは御社がお持ちの商品データを越境EC⽤に翻訳し、輸出に必要なHSコードまで登録します。
また、ウェブマーケティング、SEO対策に応じた最適な商品データベースを設計します。
HSコードとは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized System)」の略称で、国際貿易で取引されるあらゆる商品を、固有の番号で分類するための世界共通のルールです。
世界税関機構(WCO)によって管理されており、輸出入の申告時に、その貨物が「何であるか」を世界中の税関が正確に、かつ効率的に把握するために使われます。貿易における「世界共通言語」とも言えます。 -
私たちは、海外市場に向けた多様なウェブマーケティングの実績を有しており、御社の商品・ターゲットに最適な施策をご提案いたします。
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御社に代わって海外への出荷業務、輸出書類作成による税関申告を代⾏します。
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アクセス国に応じた多言語翻訳・多通貨決済に対応し、関税・VAT計算や現地法令に準拠した利用規約・各種ポリシーも整備。
また、海外顧客向けの自己紹介コンテンツや、為替レートに応じた価格表示、国際物流連携も含め、スムーズな購入体験を提供します。 -
私たちは御社がお持ちの商品データを越境EC⽤に翻訳し、輸出に必要なHSコードまで登録します。
また、ウェブマーケティング、SEO対策に応じた最適な商品データベースを設計します。
HSコードとは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized System)」の略称で、国際貿易で取引されるあらゆる商品を、固有の番号で分類するための世界共通のルールです。
世界税関機構(WCO)によって管理されており、輸出入の申告時に、その貨物が「何であるか」を世界中の税関が正確に、かつ効率的に把握するために使われます。貿易における「世界共通言語」とも言えます。 -
私たちは、海外市場に向けた多様なウェブマーケティングの実績を有しており、御社の商品・ターゲットに最適な施策をご提案いたします。
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御社に代わって海外への出荷業務、輸出書類作成による税関申告を代⾏します。
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04売上成長に合わせて継続的にECサイトの成長を支援します
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越境ECサイトの成長フェーズに合わせて、機能や対応国の拡張をサポートします。
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お客様の国毎に関税を表⽰し、お客様が決済時点で関税をお⽀払いできるシステムを⽤意しています。
通常、海外から購入されるお客様は注文完了時点では関税額が把握できず、通関後にお客様へ関税が請求されてしまうため、出荷後にお客様とのトラブルが発生してしまうケースがあります。しかし、関税を事前に収納することで、お客様は注文完了時点で関税を支払うことができるため、海外からのお客様も安全に購入することができます。 -
現地で利用されている、PayPayのようなローカル決済を導入することで、購入率が飛躍的に向上します。
対象国に応じ、150以上の現地決済に対応できるシステムを用意しています。ローカル決済の一例
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消費税還付請求など、外貨建て売上に対するご不明点を解消いたします。越境ECに特化した税理⼠をご紹介いたします。
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越境ECサイトの成長フェーズに合わせて、機能や対応国の拡張をサポートします。
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お客様の国毎に関税を表⽰し、お客様が決済時点で関税をお⽀払いできるシステムを⽤意しています。
通常、海外から購入されるお客様は注文完了時点では関税額が把握できず、通関後にお客様へ関税が請求されてしまうため、出荷後にお客様とのトラブルが発生してしまうケースがあります。しかし、関税を事前に収納することで、お客様は注文完了時点で関税を支払うことができるため、海外からのお客様も安全に購入することができます。 -
現地で利用されている、PayPayのようなローカル決済を導入することで、購入率が飛躍的に向上します。
対象国に応じ、150以上の現地決済に対応できるシステムを用意しています。ローカル決済の一例
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消費税還付請求など、外貨建て売上に対するご不明点を解消いたします。越境ECに特化した税理⼠をご紹介いたします。
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05海外ECモールの運営代行
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海外のECモールへの出店、運営も代行可能です。
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海外のECモールへの出店、運営も代行可能です。
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そのほか記載のないジャンルも
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